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☆びるしゃなあんのにちじょう☆  シャナ助のたわごとにお付き合いください。
泣けた本。
2017年12月09日 (土) | 編集 |
映画ネタに続いて、今度は読書ネタ。←久々
ちょうど昨日読み終わった本がなかなかの余韻深いものだったので。

伊吹有喜 『彼方の友へ』

伊吹さん、今年はすごいハイペースで作品を上梓している。
私的には当たり外れがけっこうある作者さんだけど、今回は当たり。
しかし、この人の作品は、話に入り込むまでに時間がかかることが多い。
↑前半をダラダラと惰性で読んで、後半に一気にハマって読む感じ
今回も前半はパッとしない女の子の『お仕事頑張ります小説』感が強くて、
この子がなんつーかグダグダツベコベウジウジしてばっかりで
軽くイラついたりしたけど、後半になってくると頑張りが実を結んできて面白くなってくる。
ラストはもう涙・涙でした。

ざっと読み返してみると、あちこちにキーワード的な伏線が散りばめられている。
特に『永遠』って言葉が、さりげなくも一番のメインワードだったんだなぁ、と。
アニー・ローリーの曲。
1000年以上前の柿本人麻呂の歌。
手紙の結びの言葉に込める思い。
70年後に果たされる約束。

それらがラストの「伝えたかった言葉」に凝縮されている。
それが最短の恋文ね。
いわば、「月が綺麗ですね」=「I love you」(by漱石) のような表現で。

うーん、でもやっぱ70年後ってのはちょっと切なすぎだわー。
ちゃんと本人が帰ってきてほしかった。

 追記 
この終わり方、なんかの話と似てるな~と思ったけど、
思い出した。
和泉かねよしの『女王の花』だ。←漫画
あれも、男がいなくなってからも女は為すべきことを為しつつ強く生きぬき、
ラストはやがて年老いて若き日に思いを寄せる…的な話だったわ。
まあ、ありがちって言っちゃえばありがちだろうけど…
ありがちってよりは、『王道』ってやつやね。
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